
What's "Mihama Salt"?
「美浜の塩」とは
知多半島・美浜町で生まれる
こだわりの天然塩


美浜の塩は、伊勢湾の
清らかな海水のみを原料とし、
昔ながらの製塩技術を現代に復活させた特別な塩です。
愛知県内で唯一の「流下式枝条架塩田」を使用し、化学的な添加物は一切使用せず、
太陽熱と風という自然の力だけでゆっくりと海水を濃縮します。
時間をかけて丁寧に作り上げられた100%天然の海塩は、海本来が持つ豊富なミネラル成分をそのまま結晶化させています。
粒子が細かく、なめらかな舌触りで、塩辛さの中にほのかな甘みを感じる上品な味わいが特徴です。
マグネシウム、カルシウム、カリウムなど、海水由来の天然ミネラルが豊富に含まれており、
料理の旨味を引き立て、素材本来の美味しさを際立たせます。
おにぎりや天ぷらなどの和食から、肉・魚料理まで幅広く活用いただけます。
一度途絶えた伝統技術を復活させた、ここでしか手に入らない貴重な塩です。
REASON
美浜の塩が特別な
3つの理由
自然の力を活かした、
天然製法による塩作り。
美浜の塩は、木柱に竹の枝を重ねた「流下式枝条架塩田」という伝統的な製法で作られています。海水をポンプで汲み上げ、竹の枝を伝って滴下させながら、太陽の熱と風の力で自然に水分を蒸発させて濃縮された塩水(かん水)を作ります。
このかん水を製塩工房でじっくりと煮詰め、さらに天日干しで仕上げることで、まろやかで旨味豊かな塩が完成します。
工業的な蒸発や化学的な処理に頼る一般的な製造方法とは異なり、自然の力を最大限に活用した昔ながらの製法が、美浜の塩ならではの深い味わいを生み出しているのです。
海の恵みを最大に活かした
豊かな風味。
美浜の塩は海水から直接作られるため、マグネシウムやカルシウムを
はじめとする自然のミネラルを豊富に含んでいます。これらの天然ミネラルが塩本来の風味を豊かにし、料理全体に深みのある味わいをもたらします。
また、伝統的な天然製法により生まれる強い旨味が、食材そのものの味を引き立てる力を持っています。
工業的に製造された塩では味わえない、自然本来の風味と旨味の調和が、美浜の塩ならではの特徴です!
受け継がれる
“知多半島”の伝統。
美浜の塩は、昔ながらの伝統的な製塩技術を現代に蘇らせた、文化的価値が極めて高い塩です。
江戸時代、この地域は知多酒、知多木綿、常滑焼という三大全国ブランドで知られており、これほど多くの名産品を生み出した小さな半島は日本全国を見渡しても他に例がありません。
美浜の塩は調味料としての役割を超え、知多半島が培ってきた豊かな文化的背景を引き継ぎ、失われつつある日本古来の製塩技術を保存し、未来へと継承する貴重な文化的遺産として極めて大きな価値をもっています。
海に囲まれた知多半島では、1600年以上もの長きにわたって塩づくりが営まれてきました。
古墳時代から現代まで脈々と受け継がれてきたこの技術は、
単なる製塩業を超えて、地域独自の文化と深く結びついた貴重な歴史遺産となっています。
美浜の塩に込められた、知多半島の豊かな製塩文化の物語をご紹介します。
知多半島における塩の生産は、古墳時代(3世紀末~7世紀末)にその起源を遡ることができます。この地域で数多く出土している製塩専用の土器は、当時から高度な製塩技術が確立されていたことを物語る重要な考古学的証拠です。
奈良時代になると、知多半島産の塩は朝廷への租税「調」として平城京まで運ばれるようになりました。平城京遺跡から発見された木簡にその記録が残されており、知多の塩が全国的に価値ある商品として認められていたことが確認できます。
江戸期に入ると、知多半島の製塩業は飛躍的な成長を遂げました。特に地域で盛んだった醸造業との連携により、塩の需要が拡大しました。廻船による海上輸送網の発達とともに、塩は広域に流通し、地域経済の重要な基盤となっていったのです。
明治後期になると、知多半島や渥美半島の製塩業は衰退の道をたどりましたが、三河湾周辺では製塩が継続されおり、その文化が保護されました。戦後、より効率的に製塩するため流下式塩田へと改良され、昭和40年頃までは流下式塩田が使われていました。
そして昭和46年に「塩業近代化臨時措置法」が発布され、イオン交換膜法に全面的に移行することで、より工業的な製塩方法へと変わり、流下式塩田はその役目を終えました。
今日、知多半島では「食と健康の館」において、伝統的な製塩技術の保存と継承が行われています。流下式枝条架塩田を活用した塩の製造に加え、来館者向けの製塩体験プログラムを通じて、地域固有の文化を次世代に伝える教育的役割も果たしています。
知多半島の製塩文化は、この土地の歴史や風土と密接に関わりながら発展してきた貴重な文化遺産であり、現在もその価値ある伝統が大切に守り続けられています。
恵まれた自然環境すべてが、
塩づくりのパートナー。
小野浦の海、照りつける太陽、心地よい海風。
美浜の恵まれた自然環境すべてが、
私たちの塩づくりの大切なパートナーです。
食と健康の館では、千年以上の時をかけて継承された製塩技術を
愛知県唯一の流下式枝条架塩田で忠実に再現しています。
現代に蘇る伝統の塩づくりの過程を、ぜひお楽しみください。

木の柱に竹の枝条を何段にも重ねた天然の蒸発装置で、海水と太陽、風の力だけを使って塩を作る伝統的な製塩技術です。
流下式枝条架によって作られる塩は「食用としてもっとも優れた塩」と呼ばれており、昭和46年に国の政策により国内の塩田が廃止されるまで、長い間日本の塩作りを支えてきました。
現在、枝条架で塩作りを行っているのは愛知県では当館のみ、全国でもわずか数か所しかない極めて貴重な文化遺産となっています。
この特別な製塩技術により作られた「美浜の塩」は当館でお求めいただくことができ、その希少性と味わいから多くのお客様に愛されています。

FLOW
塩づくりの流れ
海水の汲み上げ
美浜の塩づくりは、伊勢湾の清らかな海水の汲み上げから始まります。1度に8トンの海水を港からトラックで運び、流下式枝条架塩田に移します。
鹹水かんすい作り
枝条架の最上段から少しずつ海水を滴らせ、落としては引き上げる工程を何度も繰り返すなかで、太陽熱と風により水分の蒸発を促します。これを1週間繰り返すことで、塩分濃度18%~20%の濃縮塩水「鹹水(かんすい)」が完成します。
煮詰め
枝条架塩田で作られた鹹水を、製塩工房の専用釜でじっくりと煮詰めます。約4時間かけて加熱することで、鹹水中の水分をさらに蒸発させ、塩の結晶化を促進させます。
脱水
煮詰めた塩水をろ過し、余分な水分を除去していきます。このときに、液体としてわけられたものが「にがり」です。豆腐を作る原料となったり、料理や美容品で使われるなど様々な形で利用されています。
天日干し
脱水された塩を天日で自然乾燥させる工程です。約1週間、太陽の熱と自然の風にさらすことで、余分な水分をゆるやかに蒸発させます。この工程により結晶が安定し、美浜の塩特有のまろやかな味わいが引き出されます。
袋詰め
不純物が混入していないか、色や粒の大きさが適切かなど、最終的な品質チェックを行います。厳格な検査を経て、合格した塩のみを専用の袋に詰めて、お客様の元へと届けられます。
塩作りにチャレンジしませんか?
当館では、伝統的な塩作りを学ぶ体験講座をおこなっています。
濃縮された鹹水(かんすい)を鍋で煮詰め、実際に塩が出来上がっていく様子を間近で体験しながら、先人の知恵の結晶である神秘的な製塩の工程を楽しみながら学ぶことができます。
体験講座の開催日程や料金など、詳しい内容は詳細ページよりご確認ください。
美浜の塩を使った
商品・グルメを紹介!
当館では、美浜の塩を活用したグルメメニューと特産品を各種ご用意しております。
館内でお楽しみいただける塩を使った料理やスイーツ、
ご家庭でご利用いただける美浜の塩や関連商品、
さらには贈り物に最適なギフトセットまで、多彩な商品を取り揃えております。
gourmet
館内で味わえる塩グルメ
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穴子天丼定食
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エビフライ定食
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てんぷらうどん
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美浜の塩
ソフトクリーム -
キャラメリゼソフト
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シーグラスフロート
souvenir&GIFT
塩を使ったお土産・関連商品
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美浜の塩
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美浜の塩ようかん
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誕生月カラーソルト
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美浜の塩袋
(お守り) -
わんちゃん
ソルトポット -
塩船 海塩
美浜の塩を
使った商品は、
まだまだ
他にもたくさんあります!
online SHOP
オンラインショップで
美浜の塩をお取り寄せ!
遠方にお住まいの方にも美浜の恵みをお楽しみいただけるよう、食と健康の館オンラインショップを開設しております。美浜の塩をはじめとする人気商品を取り揃えており、ご自宅にいながら美浜の味をお楽しみいただけます。
全国どこからでもご注文いただけますので、お気軽にご活用ください。
